2017年11月14日:熱中症のセカンドオピニオン

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20171114
2017年7月に二度目の熱中症になった。

日差しの強い日は外に出る事が出来ず、自宅から駅、駅から会社まで共に外に出る時間は5分程度だがそれすら大変だった。

特に日差しが強い日は遮光カーテンで室内を真っ暗にしても動けない程具合が悪い。

顕著な症状としては痺れがどんどん強くなった。

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長老様
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外に出る事と命の危険を感じる程具合が悪くなるため退職を決意

部屋
毎日の通勤が命がけで仕事どころではなく、一週間のうち2,3日は欠勤するようになり退職をする事に決めた。
※2017年10月中旬に退職。

 

体調不良時の仕事について

会議室
結論から言うと、会社とは休職か退職をしっかり話し合うべき。

休職にする事ができれば一番だと思う。

 

何故なら、休職とする事で健康保険の傷病手当制度を利用できるからだ。
※他にも会社が独自で傷病手当制度を設けている場合もあるよう。

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参考病気やケガで会社を休んだとき(全国健康保険協会)

見た目が健康そうだと体調不良を信じてもらえない事も

私は一般的な病院の検査では数値的な異常は一切無かった上に見た目も健康そのもの。

その為、会社には体調不良について理解をしてもらえなかった。

 

毎日の通勤すら命がけでいつ倒れるかわからない。

そう説明しても、

「具合悪いのはわかったから退職するならもう2か月頑張れ」

と言われた。

 

結局私は半分強引に会社を辞めたが、色んな面でとてつもなく損をしている。

会社の言い分としても最もで、数値的に健康でしかなく見た目も健康そうな人間が、いくら体調不良を訴えても嘘にしか聞こえないだろう。

 

私の悪い点は、熱中症以外無いと思い込んでいた事である。

その為、数値的に健康であっても、体調はおかしいので他の病気の可能性を検査する事はしなかった。

もし、ここで検査をしっかりしておけば休職し、傷病手当等を利用できた。

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傷病手当金制度を利用できれば長期欠勤をカバーできる

会議
ざっくりとした説明になるが、サラリーマンで条件を満たせば仕事を休んでいる間も月給の約66%を最長1年6か月支給してもらえる。

会社としっかりと話会う事が出来れば、体調不良時の欠勤について有給の当て込みはもちろん、傷病手当等の制度や他にも補助が無いか等親身になって話を聞いてもらえると思う。

 

私の場合は世にいうブラック企業勤めだったので、何故か部長レベルの人間が私の携帯に直接かけてきて、

「そんなに具合悪いならお前の親に家へ行って看病してやってくれと言ってやるから連絡先を教えろ!!」
「診断書をかいてもらうよう掛け合うから、通院した病院を全て言え!!」

等と恫喝され、とても社員を大事に扱うような会社では無かったので、とにかく退職する事を選んだ。
※それでも退職申請から退職まで1.5か月かかった。

参考病気やケガで会社を休んだとき(全国健康保険協会)

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総合病院内科で熱中症のセカンドオピニオンを受ける事に

体調不良
2017年10月中旬に退職し自宅療養していたが症状が全く良くならない。

経験上、去年の熱中症は10月には外へ出る事が出来た。

きっと良くなると思い込み、11月中旬まで自宅療養をしたが、これ以上は回復が見込めないと思い、総合病院で検査を受けてみる事にした。

 

総合病院へ受診する科と診察の予約確認

メモ
まずは最寄りの総合病院へ症状と受診する科がどこになるかを問い合わせる。

 

総合病院のような大きな病院は予約制、紹介状が必要等、様々な条件がある場合が多い

まずは自身が受診できるか、どの科になるかをしっかりと確認する事が重要。

紹介状が無いと初診時に3,000円ほど診察以外の名目で費用がかかる場合も多い。

問い合わせた結果、総合内科のような科を受診する事になった。

 

総合病院の総合内科を受診

体温計

受付を済ませ、熱中症に二年連続でなった事と症状を伝える。

受付を済ませた後の待ち時間に、血圧測定と検温があったが、38.6度あった

熱中症?の症状

症状

  • 体が熱い
  • 頭がぼーっとする
  • 内側からくる具合悪さ(これが非常に表現し辛い)
  • 常に酷い下痢をしている
  • 左手、左足、右顔面が痺れる

症状の補足説明として、太陽の日に当たると非常に具合が悪くなる事を説明した。

 

病院の待合室で我慢できないほど具合悪くなり処置室のベットで休ませてもらう

光
高熱が出ているのを目の当たりにしたせいか待合室で非常に具合が悪くなった。

 

1時間ほど診察待ちをしたがこれ以上は具合が悪く待てないと思い看護婦さんへ説明。

「非常に具合が悪く、これ以上時間がかかるなら後日の予約だけし、帰らせてください。」

そう説明すると処置室のベットで休ませてくれた。

 

ふとんをかけても猛烈な寒気がして日差しが無いのに熱中症?の症状が出る。

体の内側からドンドン気持ち悪さが増して行きどうにかなりそうだった。

そんな状態でどの位横になったかもわからないが、動く事が出来ず血液検査の採血や診察はベットで横になった状態で実施してもらった。

検査内容

  • 問診
  • 血液検査
  • 触診

血液検査の項目は45項目程あり一般的なものよりかなり多かった。

 

熱中症で見る内臓の障害は無く、炎症反応のCRPも正常

今回、<ケッチン1hr>という項目が追加されており、これは膠原病にかかっている場合高くなるという

発熱が風邪やインフルエンザ等が原因では無い事と日光過敏の症状もあるという事で、ここで初めて膠原病の可能性も視野に入れた検査をされた。

特筆すべき数値

CRP値

下限値0に対して:0.03

白血球

下限値3.5に対し:2.5

ケッチン1hr

上限値10に対し:17

※病院が異なるので下限値や単位が他の記事とは異なる

診断

異常無し

 

ケッチン1hrの数値は高かったが膠原病の場合もっと高い数値になるらしい。

他には全く異常な所が無く、数値的には健康そのものであるとの事。

 

ただ、発熱と日光過敏から膠原病の専門科であるリウマチ科での検査を薦められ紹介状を書いてもらった。

併せて、常態的な発熱なのか検温(朝夕)を日々するよう指示された。

 

処方

解熱鎮痛剤のカロナールを処方され、毎食後に服用。

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当時を振り返り

起きれない
この日を境に劇的に体調が悪くなった。

毎日運動をする事が日課だったが、この日から運動する事はできなくなりベットでほぼ寝たきり状態になった。

 

検温してわかったが、常態的に37度~38度の発熱をしており(解熱剤を服用して)日差しがなくても数分外に出ると具合が悪くなって力が抜け動けなくなる。

 

室内でも体を起こし動く事自体が症状を悪化させ、どんどん痺れが出てくる。

自宅からタクシーの拾える道路まで1分程度だが、そこまで歩きタクシーを拾うだけで気を失いそうな位具合が悪くなる。

そして痺れがどんどん広がっていく。

 


ここまで悪くなる前に、休職、セカンドオピニオンを受ける事は出来なかっただろうか。

自分勝手な解釈をしなければもっと早くセカンドオピニオンを受けられた。

色んな面でとても辛い思いをしたが、最も辛いのは体調で、大の大人が動けない位具合が悪いというのは想像以上に大変だ。

 

トイレすら億劫で、食事に関しては病院帰りのタクシーで自宅から徒歩3分程度のスーパーで降りる。

具合が悪くならない内に一気に買い物かごへ食材を詰めて会計し、急いで帰宅する。

家に着けた瞬間、込み上げる安心感と共に力尽きてベットへ倒れこむ。

 

膠原病の症状は、人によって症状も程度も異なるようだが、酷くなると動く事すら困難で、安静にしていても救急車を呼ぼうか本気で迷う位具合が悪くなる。

この記事を見て、もしかしたらと思った方は病院で相談してみるのもいいかも知れない。

軽症なうちに病気を発見でき、症状が酷くならないよう抑えられれば、日常生活も問題ないと思う。

 

私は、動けなくなるほど症状が出てから検査入院をしたが、膠原病の治療はそれ以外の病気の可能性を排除出来て初めて開始される。

その為、私はこのような状態でも解熱鎮痛剤のカロナール以外は処方されずただ我慢した。
※治療が始まったのはこの日から約一か月経ってから。

 

早期発見、早期治療は本当に大事です。

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2018年1月1日

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